僕は君だけを見つめてる


「今日もお弁当?」

「……いつもと同じだよ?」

学食もあるけど栄養のバランスを考えて毎日お弁当を持って来てる。

「毎日お弁当作るの大変じゃない?」

学食のオムライスを口に運びながら涼華が聞いてくる。

「寝る前に作っといて朝詰めるだけだから簡単だよ」

唐揚げを食べながら答えた。

「その寝る前に作るのが私には出来ないの」

そんな難しい事はないと思うけどな。

「料理は慣れだよ。毎日作ってれば出来るようになるって」

「それが出来たら苦労しないのよ!」

そうですかー。


「ごちそうさまでした」