僕は君だけを見つめてる

横に座る涼華が言う。

「…なんか複雑」

「何でよ?全国大会に進めたんだから問題ないでしょ?」

「そうなんだけどさ」

熱も下がらないままだし。
ご飯も食べられてない。
大会終わったらテスト週間になるから走れない。

「私はちゃんと走りたかったの!グラウンドと救護室を行ったり来たりじゃなくて」

寝るのは好きだけど、こういうのは違う。
さっき涼華が言ってた事も凄い気になるし。

「全国までに治して走ればいいじゃない」

「…うん」

切りかえて行くしかないか。