「ーただいまより第×回○○県大会を始めます」

今日は県大会当日。
この大会の為にコンディションを整えてきた。
…はずだったのに。

「週末までにどうにかするって言ってたのにどうにかなってないじゃない!」

呆れた顔で私を見る涼華。

「そんな事言われたって熱下がんなかったんだもん」

救護室のベットに寝ながら答える。

「競技始まるまで大人しく寝てなさい!わかった?」

「はーい」

大会前に体調を崩して、治すために頑張ってはみたものの
熱は一向に下がらず上がる一方で…今に至る。