僕は君だけを見つめてる


「ご飯食べに行くよ。ほら立って!」

私達が通うこの学校はさっきも言った通り大学の付属の高校で、同じ敷地の中に2つの建物が並んでいる。

だから無駄に広い。
教室に行くまでに結構な時間を要する。

昼休みの時間はそんなに長くないから前を歩く涼華はかなり早足。付いていくのがやっと。

「早くしないと昼休みが終わっちゃう!お腹ペコペコなんだから早くして!」

さっきまで寝てたんだからそんなに早くは動けないって!

「あーお腹空いた。早く食べよ!いただきま~す♪」

「いただきます。」