夏、真っ盛り。

何が起きても、季節は巡る。
あたしとすみれは毎日のように遊びたくり
夏休みを満喫していた。


「そういえばっ!」


何かを思い出したように
手を叩くすみれ。


「ん?」


「もうすぐ花火大会やん!」



あ、そういや確かにそうや。


「高校生になったら
花火大会彼氏と行くの夢やったわー!
まあ、おらんけどなっ(笑)」


可愛らしくすみれは頭をかく。