「やめ…て…!」 体に力が入らない。 抵抗すらできない。 「今すぐこの唇も食べてしまいたいけど…」 あたしの唇を指でなぞる。 「それは完璧に俺のものにしてからな」 そう言って、彼はあたしの前から 立ち去った。 その日あたしは朝にあったことが ひたすらプレイバックして、 何をするにも全く集中できなかった。