「どうした、茉莉花? 靴箱の前で固まって」 すみれが手紙をのぞき込む。 「…すみれ……」 「わ…何これ。 悪質すぎるよ…」 2人して、言葉を失う。 「醜い嫉妬やん? 気にせんとやってこ?な!」 ほんと心強い。 あたしは大きく頷いた。