「知り合いも何も… めっちゃ有名やん! ちょーイケメンやけど ちょー女たらしって!」 …あぁ、そういうことね…。 「わ!宮本くんの横に 五十嵐くんもおるやん! かっこいい~!!」 すっかりメロメロになっている 亜美を横目にあたしは多分 ものすごく眉間に シワが寄っていたと思う。 「なあ、このクラスで1番 可愛い子って誰ー?」 集団のリーダー格と思われる宮本くんが、 あたしと同じクラスのサッカー部の 男の子に声をかけた。