「同い年ちゃう? ほら、校章の柄がさ」 すみれが彼らの方を指さして言う。 この高校では学年によって 校章の柄がわずかに異なっていた。 …ほんまや、確かに1年生っぽい。 「ちょ!!あれってもしかして 宮本くん?!」 「…へ? あ、亜美、知り合い?」