世界一遠距離恋愛

「自分の教室行く為にこの道通るのは遠回りだってのに…わざわざやめてほしいんだけど!」
「すごい盛り上がり…」
花奏とあたしの位置からはすっかり秋風くんが見えなくなってしまっている。しばらくは収まりそうにないなぁ…暇なあたしはクラスの男の子一人一人に十円バーを配る事にした。
「あー待って!待ってよ絵里子ちゃん!」
ふと、女の子達を掻き分けてあたしの教室に入ってきた。既にクラスの男の子全員に十円バーを配ったあたしは、「モテるって辛そうだね」なんて男の子と話しながら一緒に十円バーを口にしていた。