世界一遠距離恋愛

「あーはいはい!分かった!分かったから!順番にもらうから追いかけるのやめてくれ!」
「…来たぞ、本日の主役が…!」
花奏はすぐさま目を光らせた。…正直予想はついていた。彼がこうなる事は。
「きゃーっ!透くんよ!」
「待ってました!私の受け取ってー!」
あたしのクラスの女の子達もスタンバイはばっちりだった様で、特別大きめな包みを持って駆け寄って行った。最近、秋風くんが毎日教室に来る事に勘付いたあたしのクラスの女の子達は教室で整然と秋風くんをお出迎えする様になった。それはもう…秋風くん登場の瞬間の教室はライブ会場そのもの。