世界一遠距離恋愛

「まぁとりあえず絵里子にナンパした事についてあたしがみっちりお説教させてもらったから♪」
「…うっ、うん。」
お昼休み、あまりにも満足げな顔をした花奏が朝の事について嬉しそうに話してくれた。…秋風くん、無事だったかな。ちょっと失敗。
花奏が聞き出した事によると、秋風くんはあたしが走っている事を他の部員から聞きつけ、まるで偶然を装って一緒に走ろう!と言ってきたらしい。
「あたしが目を離した隙に…もう一発入れてこようかな…」
「…何だか秋風くんも男子中学生みたいな事するんだね。」
「あいつマジ大人なんだか子供なんだか訳分かんない!絵里子に対する執着と言うか…最高にムカつく…」
…今日中に花奏の機嫌が直る事はなさそうだなぁ。