世界一遠距離恋愛

「お嬢様じゃなくて絵理子様って呼べよ。後この事親父に話すなよ。解雇すっぞ。」
「そっ、それだけはっ…!」
透ったらさっきから解雇解雇って…雇ったの貴方じゃないでしょ!メイドさんも必死になっちゃって…稼ぎ良いんだろうなぁ。あたしも大学受験失敗したら透の家のメイドさんに…なったら大変だからやめておこう。
「あーっ、絵理子!俺の部屋行っててくんね?お茶用意したら行くからさ!」
透がメイドさんに荷物を渡しながらあたしにそう言う。
「へっ…部屋!?どこ!?」
「その階段上がって突き当たりまで行けば俺の部屋だから!」
それだけ叫ぶ様に言ってメイドさんと一緒に何処かへ姿を消してしまった透。それにしても…広いなぁ。天井にシャンデリアあるし…なんか扇風機みたいなの回ってるし…こんなのテレビに出てくる芸能人のお家公開!みたいな番組でしか見たことないよ…。とりあえず透の部屋に行ってろって事だし…探そう。えーっとー…階段を上がってー…。