世界一遠距離恋愛

「…そちらのお嬢様は?」
「あー、俺の嫁。」
「さっ…左様でございますかっ!挙式の準備はいつになさいましょう!?」
「んー、今週の日曜日かな。」
「はいはーいっ!透!嘘つかないで!勝手に挙式とかセッティングしないで!?」
「えっ!?絵理子は俺と結婚したくないのか!?」
「しっ…したくないとは言ってないじゃん!」
「ははっ、照れてる。可愛いなーホント。」
透は目の前に何人かメイドさんがいると言うのに堂々とあたしの頬にキスをしてくる。あぁもうっ!どうしてこういう事を恥ずかしげもなくできるかなぁっ!
「えーっと…お嬢様は透様の彼女様でいらっしゃいますか?」
「あーっ、はいっ!そうですっ!」
「ふふっ、左様でございましたか。透様のお言葉を真に捉えてしまって一瞬戸惑いました…。お嬢様、ゆっくりしていってくださいね?」
「はっ…はいっ!ありがとうございます!」
うわぁ…本物のメイドさんって話し方も立ち方も違うなぁ…あたし達が文化祭でやったのがおふざけに見えてすごく申し訳ない。