世界一遠距離恋愛

「絵里子は俺の女だから。分かってるとは思うけど取んなよ?…後さっき絵里子の事絵里子ちゃんって呼んだ奴は放課後ちょっと教室に残れ。」
「なんでぇー!?名前呼ぶくらいいいだろ!」
「…お前なのかぁ。絵里子の名前を呼んだのは。俺こう見えてヤキモチ焼きでさぁ?…ちょーっと大切なお話しよっか?」
「おっ、おい…悪かったって!だから許してくれ!おい!」
笑顔の透は慌てる男の子を連れてトイレに行ってしまった。…案外嫉妬とかするんだね、やっぱり。
「やだもうっ!絵里子ちゃんったら秋風くんに愛されすぎっ!」
さくらちゃんが珍しくキャーッと興奮している。そりゃそうか…目の前でこんな光景見たら。
「いいなぁ…私もあのくらいちゃんと愛してくれる男の子に出会えたらいいなぁっ…!」
「そうかなぁ?度が過ぎると恥ずかしいよー?」
「それは絵里子ちゃんが照れ屋さんだからだよっ!もうっ…秋風くんに愛されてる絵里子ちゃんったら可愛すぎっ!」
そんな事を言いながらあたしの髪型を勝手に三つ編みにするさくらちゃんの乙女っぷりは男の子に評価されるべきだと思う。これでいて頭良いんだから完璧過ぎて近付けないのかな?