「ごめんね、いきなり! 雄一がどうしても見たいって言うからさぁ!」 駅から二人の男女が降りてきた。 二人とも甚平だ。 藤岡さんと橋本雄一くん。 二人は幼馴染で、ちなみに橋本くんはよく瀬戸くんと一緒にいる。 「チョコバナナ食いたいって言ったの、お前だろうが」 橋本くんは今年、隣のクラス。 一年の時も別のクラスだったから、あまり面識はない。 「……じゃ、行こうか」 四人が揃い、瀬戸くんが先頭を切って歩き始めた。 やっぱりテンションは低い。 私、何かしてしまったのかもしれない。