蜂蜜ナミダ

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いつも通りに目覚ましがなって、あたしは、起きた。てゆか、あんま寝れなかったょ～。先輩、きっと怒ってる。勝手に拒んだもん。彼女なのに。
『花梨』
…？先輩？！
窓の外を見おろしたけど、先輩は、いない。やっぱり、居ないよね。今日ちゃんと謝ろう。
『かーりーんー！』
空耳？…なんか怖い。
『おい！ばか！』
なっ、ばかって…
窓を開けて、隣の家の窓をみた。やっぱり、雄飛だ。ウチから、雄飛ん家までは、大根一個分の隙間しかないから、自由に家と家を行き来出来るように、ドアも作ったし、窓も、同じ位置にしてある。
「なに？」
『慶太先輩、ぜってー来ねーよ？』
わかってるよ。そんなこと言われなくても。
『一緒にいかね？』
だってあたしには、彼氏が…
「慶太先輩いるもん！」
『バーカ、女１人でこんな通り歩かせるかよ。』
「バカじゃないけど…！」
ちょっと良かった。