**
明後日、大会の日は、あたしと雄飛の誕生日。
いつも、夏休みだから、
学校で祝ってもらえる何てことなかった。だけど、二家族揃ってお祝いすることだけが、あたしの幸せだった。
『花梨!』
「ぅわっビックリしたぁー。驚かさないでよ。」
『ドッキリだよ』ドッキリって、これが?ほんと、バカだなぁー。
『そっちいっていい?』
コクっそう頷いたあたしのところに、窓をのりこえて、雄飛が来た。
『おれ、お前しか愛せない風に生まれてきたんだよ。』
そう言ってキスをする雄飛。全身があつくなるようなキス。 
『明後日、お前にとって、最高の日にしてやるよ。』
「頑張ってね!」