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「あっ！慶太せんぱーい」
いつもみたいに、帰り際、教室に迎えにきてくれる。今の季節は、春。夏の部活の大会に向けてラストスパートをかける部活が多い。先輩は、今、３年だから、これが部活生活最後の夏なんだ。
『よっ☆』
－ﾁｭ
「//」
みんな見てるょ。先輩…。
『だって、こうでもしないと、俺の花梨かわいぃから、とられちゃうじゃん？』
な、なにを…//
「…//では、行きましょう！」
恥ずかしいょおお。

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サッカーしてる先輩、カッコイいなぁ♡
先輩は、どの学年にも、いっぱい、ファンが、いる。だから、とっても不安…。先輩を見てるのは、あたしだけじゃないんだょね。そして、そのイケメンな慶太先輩と肩を並べるように女子に人気なのが…
『おっ花梨じゃん！』
「あ、雄飛！お疲れ様」
そう、幼なじみの雄飛。カッコイいんだけど、生まれたときから、ずっと隣にいるからなぁ。なんか、よくわかんないかも。
『どーしたの？今日は、百合ちゃんの誕生日だろ？』
「ぅん！」
百合(ゆり)は、あたしの11個下の5歳、２人目の妹。あたし達の二家族は、祝い事があると、揃ってお祝いする。そして、今日は、百合の誕生日だから、家で、パ
ーティー。
「あ、さ、今日先輩に家来いって言われてて…。」