**side雄飛
花梨…花梨!

-ブッーー…ガシャン

**
今頃、2人で帰ってるのかな…。
-どんどんドン。がしゃ。
階段を駆け上がる音…お、お母さん??
『花梨!雄君が…事故にあったって…』
「雄飛が?なんで…」
『トラックとぶつかった…って。今、意識不明の渋滞』

体が勝ってに動いて、いつもの帰り道を全速力で走った。訳もわからず。
雄飛、雄飛!

-ピーポーピーポー。
救急車!?雄飛!!
『雄飛…。』
段々遠くなる音にやっと理解ができた。