「行くぞ!」

「うんっ。」

「後ろ乗れ、バランス取れなくなる。」

「うん。」

自転車の後ろに乗って、弥晴にしがみついて
ると心臓の音が聞こえてきた。

「弥晴の心の音が聞こえる。(笑」

「お前と居るといつもドキドキしてる。」

「同じだね、私もドキドキしてる。」

「俺は、お前といれないことが辛い。離れたくない。」

「うん、私も。」

この幸せがずっと続きますように、どんなに時がたっても一緒にいたいな。

「着いたぞ。んじゃ、また昼休み。」

「わかった。んじゃね(ニコ」

「おう。」

ここで、私たちは別の教室に入る。弥晴に早く会いたいと
心から思ってる私はどうかしてる。

‐‐‐‐‐‐‐休み時間‐‐‐‐‐‐‐‐

「圭、ちょっと良いか?」

「どしたの?宗佑。」

「俺さ、圭のこと好きなんだけど。」

「え、でも……。」

「いや、わかってる。でも時間はあげるから考えといて。」

「う、うん。」

告白されちゃった……。どうしよ。弥晴に行ったほうがいいのかな?

宗佑は、中学から友達になって、相談とかいろいろ聞いてくれた。でも今日告白されちゃった。

「……よ。おい、圭。」

「……へ?」

「どした?さっきから上の空だぞ。」

「え、そうかな。大丈夫だよ。」

「そか。」

言いにくいよ、だって言ったら喧嘩しそう。