ふと、互いの距離が縮まろうとした時。



ゴトン。



何かが落ちる音がした。



私は樹里くんの肩越しに、
その正体を知ってしまった。




そこには…。




「…郁ちゃん……?!」




花束を持った、彼の姿があった…。