それでも君が好きで。




「……はい…?」



ドアを開けると、そこには
樹里くんがいた。



「えっ、じゅ…っ!?なん…っ!?」



動揺しすぎて、言葉にならない。



「学校、サボってきた。
おばさんから朝に聞いたんだ。
ひよちゃんが、風邪で学校休むって…」



樹里くんは片手に何やら
重たそうなスーパー袋を提げながら
ニコリと笑った。



「…あ、ありがと…」



何だかざわざわと胸騒ぎがするような
慣れない気分になる。



「ところで、これ…何?」


私は気になっていた
スーパー袋を指さした。



「あ、これ?スポーツドリンクとか、
栄養ドリンク、風邪薬、冷えピタとか…。
…俺、こんな時どうしていいか
分かんなくて…とりあえず、
風邪に効きそうなもの買ってきたんだ!」


私はじっと樹里くんを見た。