「王子様と結ばれるのはお姫様」



昔、郁ちゃんにそんな結末の絵本を
読んでもらったことがある。




作られたお話の恋愛は、そんな当たり前の
世界が広がっている。



現実は、童話みたいに運命の出会いを
果たした人と最後に
結ばれるとは限らない。



運命は誰にも分からないものだから。




”運命なんてない”と心の中で思いつつも、
女の子たちは、一度はあのお話の
羨ましい世界に憧れてしまうと思うの。




”いつか、誰かが
私を幸せにしてくれる”と信じてー…。