『──やめてよ!!!!!』 あんなに怒らせてしまったことなんて、 今までなかった。 自分が悪いのは分かってる。 でも、悔しかったんだ。 ひよちゃんの目にあいつが映ることが。 ”幼馴染み”というこの関係に、 今更ながらに少し嫌気がさした。 「じゅーりっ!」 背中にクラスメイトの女子が 抱きついてきた。 「どーしたの?そんな怖い顔してー」 「…別に。なんでもないよ」 すぐにいつもの笑顔を作った。