先程の視線に、胸の高鳴りを感じながら 私は前に向き直る。 「……って、聞いていますか?!結城さん!」 「あの、委員長。お話聞いてなくて すみませんでした」 「…! 全くっ! あなたという人はっっ!!!!」 委員長の怒鳴り声が響く中、 私は彼を救い出す方法を考え始めた。 二人が笑っている時間は 一体、いつまで続く事が できるのかしらね…。