「ひよちゃん…好きだよ。
俺は、世界中の誰よりも…
君のことを愛しているよ」


耳元でそう囁くと、彼女の体を離した。



「気をつけて帰りなよ」



そう言うと、彼女に背を向けて歩き出す。



さよならでいいんだ。



彼女を幸せにできるのは、
俺じゃない。



別の誰かだ。



だからー…。