小悪魔な彼女




『悪いのは私』?……そんな声が聞こえたかと思うと―…力強い力で私の体は回転。



背中に当たるのは、柔らかいソファー。


私の上にいるのは―…悪魔。




「『据え膳喰わぬは、男の恥』って言うでしょ?ま、琉唯ちゃんから仕掛けたんだし。」


「…や…っ……」



『琉唯ちゃん』


私を呼ぶ悪魔の低い声が耳元で聞こえて。



細い体のどこにあったのか、強い力で抑えられて身動きが出来ない。



息をする暇もないくらいのペースで降ってくるキスは呼吸も許されない。




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