「今村くんって今日の放課後何か予定あるかなぁ?」 潤んだ目で上目使いをしながら、またまた尋ねる。 「い…いや!!予定なんて全然ないけどっ////」 今村くんは、顔を真っ赤にして手を左右にぶんぶんと振る。 …これは必殺技の効果なんじゃない? 私はとびっきりの笑顔に切り替えて、話の本題に入る。 「琉唯の代わりに放課後、生徒会長のお手伝いしてくれない?」 顔の目の前で両手を合わせて、そう頼み込んだ。