小悪魔な彼女




私は、職員室に呼び出されていた。




私の目の前には、ガミガミと私にお説教を浴びせる担任の姿。



…もうこの人に怒られんの何回目だろ?




今までも服装について、数えきれない程たくさん注意された。



今回は、生徒会長の話し中に一人だけ座ってたのがだめだったらしい。




でも、ずっと立ってると足太くなっちゃうんだもん。


小悪魔が足太いとかありえないじゃん?




「倉永!聞いてんのか!?」



うわの空な私を担任が大きな声を出して呼び戻す。




「はいはい!聞いてるってば。」



私は、だるそうに返事をしてイスに座っている担任を見下ろす。