◇悠都Side 話は数年前に遡る。 あれは、小学校四年生の夏だったはず。 休み時間に、隣のクラスからすごい物音がした。 「悠都、見に行こうぜ!」 小学生ともなれば、好奇心の塊のようなもので。 目を光らせた友達が、オレを誘ったあの日を オレは今でも鮮明に覚えてる。