「あ…あの…」 私に後ろから、可愛いらしい女の子が声をかけてきた。 ――この子…どっかで見たことがあるような…… 「ご…ごめんなさい!私はただ中に入りたいだけなんですっ!!」 いきなりその子に謝られた。 ……私…無意識のうちに睨んじゃってた? 「あぁ…ごめん。どーぞ。」 頭を下げながら部屋に入って行くその子の顔を見て思い出した。 ――副会長の子だ。 可愛いくて人気もあって人望もある副会長だっけ?