「あ、そうだ。真琴、美音か今の彼氏と付き合い始めたのいつか分かる?」


…彼氏?


「え!?美音、彼氏いたの!?」


「え、知らなかったの…?」


莢が呆然と呟く。


美音、通算7人目の彼氏様ですか?


「真琴も知らないとか。よほど大切な人なのかね?」


「確かに…。いつもは紹介してくれるのに」


我が妹の恋愛経験は素晴らしく多い。


「この学校の人?」


「いや、他校」


他校…あ、塾か。