…私はゆっくり目を開けた。


…ここは病院…?


「あ、真琴!!よかったぁ!!おばさん!!真琴の意識が戻ったよ!!」


莢が嬉しそうに叫ぶ。


先程の表情とは大違い。


「真琴…。よかったわ…。心配したのよ」


母は安堵の表情を浮かべている。


…何が何やら…?


「事故に遭ったって聞いたから、急いで来たの!!真琴が無事で本当によかった!!」


莢は笑顔で言う。


…事故…?


あ……。


あのときの映像が蘇ってきた。