「…もういいよ。…ごめん、もう行くね。このことはまた話そう。…気を付けて帰ってね…」


圭は立ち上がり、そのまま店から出た。


…もう送ってくれない。


圭の気持ちはみこにないんだと改めて思わされる。


何で…?


圭のために可愛くなろうと必死に努力した。


…なのに、何で…?


何で努力も何もしていないまーちゃんに負けるの…?


沸々と怒りが込み上げてくる。


今だったら何をしでかすか分からない。