もしかして、一生できないかも、なんて。
そうして遠くの空(?)を眺めていると、学校に予鈴の鐘が鳴り響く。
「じゃ、じゃあ、私教室帰るねっ……」
そう言い残して理恵は自分の教室へ帰って行った。
授業は本当に辛い。眠気と戦いながらそう思う。
いつもあたしはこの眠気に負けて寝てしまう。
先生に起こされ、「白目むいてるぞ」と言われたこともある。
ていうか、あたし寝ている間白目むいてるのか。
考えるも、瞼がいつもより数倍も重く感じ、あたしの意識は遠のいていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…