もしかして、一生できないかも、なんて。 そうして遠くの空(?)を眺めていると、学校に予鈴の鐘が鳴り響く。 「じゃ、じゃあ、私教室帰るねっ……」 そう言い残して理恵は自分の教室へ帰って行った。 授業は本当に辛い。眠気と戦いながらそう思う。 いつもあたしはこの眠気に負けて寝てしまう。 先生に起こされ、「白目むいてるぞ」と言われたこともある。 ていうか、あたし寝ている間白目むいてるのか。 考えるも、瞼がいつもより数倍も重く感じ、あたしの意識は遠のいていった。