ジリジリドンドンジリジリドンドン



目覚ましの音と扉を叩く音がごちゃ混ぜになっていた。

そのためなのかおっきなウサギがジリジリ言わせながら近づいて、
それを小さな猫がドンドンと地ならしをする。

というわけのわからない夢をみてしまった。





「さおりーーー。朝ごはんできたってさ。早く起きろよーー。」



竜がそういいながらドアを開けた時、

その時私はまさに着替えている途中だったわけでして、

セクシーのカケラもない私の下着姿を竜にみられてしまったのは紛れもない事実でして、

発狂した私は手当たり次第物を投げつけ変態竜くんを部屋から追い出しましたとさ。




「おまえ、起きてるなら言えよ、、、。」


ドアの向こうで顔を耳まで真っ赤にしている竜くんは言った。


「私低血圧だから朝から声出さないの!!!!」



ばっちり目が覚めてしまった私は竜に毒付く。