「さおり?」 声をかけてもさおりは人形のようになんの反応も示さない。 近くに寄って始めて気付いた。 さおりの制服はズタボロで、 目には涙の乾いた後があった。 何が起こったのかわからなくて混乱していた。 「さおりどうした?何があった?」 するとさおりはゆっくりとこっちをみた。 焦点を合わない目は何を捉えているのかわからなかった。 ここにいさせてはいけない。 さおりを連れて帰らなければ。 俺は人形のようになってしまったさおりを背負いさおりの家までいった。