「はい、そしてお楽しみ競技として借り物競争、障害物リレーをやります!」



障害物リレーはちょっと楽しそうだなと思った。
パン食べたりするの楽しそう!



「そして、最後に選抜リレーについてです!
残念ながら、もうすでにこちらのほうで決めてしまいました!」


ちょっと期待してる表情ともうすでに諦め切ってる表情、それぞれだった。



「男子は渡辺と須藤くんにお願いします。」


ちょっとがっかりしたような顔がちらほら。


渡辺くんは体育委員だけど陸上部で、
須藤君はサッカー部だ。
ちょっとくせ毛で柔らかそうな髪だなーと思っていた。



「女子は森下さんと高橋さん!」



げ、げ、げ。


やりたくない。



「高橋さん、露骨に嫌そうな顔しないでくださいねー。あなた女子の中でタイムトップだからねー。」


足が速い=運動神経よい

ではないと思います。



私、球技はド下手なので。