「さおり、あなたなに考えてたのー?」
授業おわった後にニヤニヤ顏で近づいてくるゆき。
べっ、べつにと答える私の顔はやっぱり少し赤かった。
「メ イ ド服作るんだからね」
そのゆきの言葉に口があんぐりとなったのは言うまでもなかった。
クラスの討議の結果うちのクラスはメイド喫茶をやることになったらしい。
そこで問題に上がったのが衣装についてだったらしい。
クラス費も少ないわけだから作ろう!
ということになったらしい。
そこで当日、チアの演技があるためシフトに入ることのできない私とゆき、その他もろもろのクラス陣と作ることになったそうな。
裁縫は昔から裁縫嫌いの母にやらされていたため得意だ。
まさか、家庭科の授業以外で役に立つ日が来るとは思ってもいなかった。
「わかった!裁縫は得意だから。私に任せて!」
「さおりが得意っていうってことは相当自信があるってことだよね、、、。」
ちょっと引きつるゆきに疑問を感じる。
「なんで顔引きつってるの?」
「いやぁ、さおりが自信あるってことはバーバリー並みのすんごい服できちゃいそうでさ、、、。」
一瞬ぽかんと口が開いた。
「まさかまさか!それはないよー。」
その一言に安心したようでゆきはほっと一息ついていた。
