「襲っちゃうからな」

神崎悠人はそう言いながらニヤけて私の顔をじっくり見つめてきた。

「そ、それだけは。。だめかな?」

うぉぉお危ない汗

私は遠野れな。
高校一年生。ただいま夏休みを満喫中。。
じゃなーーーい!!

こいつのせいで夏休みがどっきどきなんだよっっ!!

いま目の前で危険な言葉をはっしてる奴は私の好きな人。

どうしてこんな状態なのかというと、、
私は只今、悠人と同居している。

なんで?って。。、

昨日の夜のこと。

「れなーっ」

下の階のリビングから大きなままの声がした。

「はぁ。めんどくさぃなー。」

なんだろうと思いながら階段をおりた。

「ほらほら!れなここにすわって!!」

ままは白いソファーに手をぱんぱんしている。

「なんなのー?はぁ」

私はめんどくさそうに喋った。

「れな!ままね、仕事で海外出勤しないといけなくなったの!」

え、え、まってまって、いまなんていったの?
か、海外出勤?!

「え?!いつから?!」

私は驚いてソファーからお尻を離した

「えーと。それがね。。あしたの夜中の2時なの。」

「あしたって、簡単にいうときょうだよね。。」

もう時計は夜の12時だった。