「え・・・?」


その感覚は絶対に忘れるはずがないものだった。


「空・・・!?」


振り向いてそこのいたのは紛れもなくあたしの大好きな人だった。


空は紙にすらすらっと文字を書いた。この様子だとしゃべる事は出来ないんだと分かった。けどどうやらあたしの声は聞こえてるらしい。


≪来るときに話せるか触れられるかどっちかしか選べなくて。声、出せないんだ≫


予想どうりだった。けど、全然嬉しかった。


≪元気そうで良かった≫


「そんなに元気じゃないよ?だっていつもは魂1つ無いみたいだって言われるもん」