ママのあたしが恋をした。

「もしもし?」





『今日あの場所。来て?』





日曜日。突然の呼び出し。






あの場所。そんなの忘れられないに決まってる。





琉衣との思い出がいっぱい詰まってるんだよ。






だからと言って琉衣のことが好きな訳じゃないけど。






今日は姫とも話がしたいとのことで…






「お待たせ…しちゃった?」






「全然。とりあえず座ろ。」






“あの場所”それはこの街の展望台。






琉衣と一緒によくここから街を眺めてたんだ。






「姫…俺のこと分かる?」