「……」


袋の中を見て、思わず言葉を失った。


そこに入っていたものは……

雄介と付き合ってから贈ってもらったアクセサリーだった。


指輪、ピアス、ネックレス。


(雄介コレクション!)
なんて言って、いつも棚の上に大事に置いてた。



「……わざと荷物に入れ忘れたんだけど」

「え?」

「お前に何か言われると思って」

「……」


少しふてくされ気味の雄介を一瞥すると、また手元のアクセサリーに目を戻す。


正直、全然気づかなくて……
送られてきた荷物は、服とか小物とか、必要なものは全部部屋に押し込んでいた。




「お前にとって、

 本当に俺は、たいした存在じゃなかったんだな」




その言葉に、ハッとして顔をあげた。