「あらら…… それは悲惨な女になってたわね……」 「やっぱ、そう思います?」 話すつもりはなかったけど、 全て話すまで逃がさないと言われ、理恵子先輩に雅兄とのことを話すはめに……。 一部始終を聞いた理恵子先輩は、ため息交じりで苦笑していた。 「仮の彼女ねぇ……。しかも本命は別にいたと……」 「はい……」 改めて口に出されて、ちょっと泣きそうになった。