薬品と恋心


どのくらい時間が経ったのだろうか。


ふわり、とよい香りが鼻をくすぐり、ティアは顔を上げた。



「少し休憩しないか?」



目の前に紅茶を手にしたジーニアスがいた。


いつの間に用意したのか、机にはおやつまで用意されている。


ブルーベリーとラズベリーにミントの葉がちょこんとトッピングされている可愛らしいカップケーキにティアは目を輝かせた。


すぐさま文献を読む手を止めて、紅茶を受け取る。



「ありがとうございます、いただきます!!」



ジーニアスを見上げると、何かおかしかったのか口元を押さえて笑いをこらえている。