顔を見られたくないのかジーニアスはティアを抱き寄せ、首筋に顔を埋めた。



「ティア。…ティアの気持ちは薬の効果が消えたことからわかるけど…」



「…はい」



ジーニアスはわずかに顔を動かし、ティアの耳に唇を近づける。



「君の口から聞きたいな」



「…っ!!」



ジーニアスの熱い吐息が耳にかかり、甘いしびれがティアの背中をかけ上がった。