ゲオルグのものになるというのは逃れられない事実。
頭でわかっていても、心はまだゲオルグを受け入れられていない。
ティアはゲオルグをどうにか離そうともがいた。
「おとなしくしていろ」
「離して!!」
暴れた拍子に足がもつれ、よろけたティアはゲオルグと共にベッドに倒れこんだ。
ー逃げないと何をされるかわからない。
背中にベッドの柔らかな感覚を感じ、危機感を感じたティアはすぐさま体を起こそうとした。
しかし、柔らかなベッドはティアの起き上がろうとする力を吸収してしまい、思うように動けない。
倒れた際にゲオルグと足が絡み、動かすこともままならない。
顔を上げるとゲオルグが間近に迫っているのがわかった。
「!!」
ティアは手を伸ばしてゲオルグの胸を押し返したが、男の力にかなうはずはない。
「すぐ済む」
ゲオルグはティアの両手首を掴んでティアの頭の上でまとめると、強い力でベッドに押さえ込んだ。

