ーこの男は一体誰なのだろう。
ティアの本名を知っているのは、4年以上前にティアを知っている人だけだ。
そして、ティアに追手がかけられたのは4年前。
金にうるさく、資金的に豊かではなかった叔父が人を使って追いかけてくるはずはない。
もし追いかけて来るとしたら一人だけ心当たりはあったのだが、目の前にいるのはその人物ではない。
しかし、ティアの本名を知っており、ティアを捕らえた男と一緒にいるところをみると、この人こそがティアに追手をかけていた人物に違いなかった。
だけどそこまでして捕まえようとする理由がわからない。
小太りの男はティアと面識があるようだったが、当のティアの記憶にこの男はいなかった。

