子供の姿と大人の姿。どちらが本当の姿なのかはわからないが、そんなことはどうでもいい。 「…ジェンティアナ」 手に入れたくて、触れたくてもそうできなかったジェンティアナがそこにいるのだ。 「会いたかったぞ」 男は薄ら笑いを浮かべながらティアの頬に手を伸ばした。 深い眠りに落ちているのか、触れても抵抗はされなかった。